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【日々のこと】やっぱり、その人の取り組みを伝えたいんだ。

3月 12th, 2015

森田織物

筑後地域に軸足を置き、
他の産地も含めて発信する。

先週末、僕は岡山と広島に出張で行っていました。とある雑誌と、とあるアパレルさんとの共同企画で、備後節織という織物に注目し商品を作ってみようという企画です。まだ詳細は何も言えないのですが、打ち合わせと工房見学に行ってきました。

備後絣というのはご存知ですしょうか?広島の福山周辺でつくられていた織物なのですが、久留米絣と伊予絣と備後絣、三大絣と呼ばれた一つ大きな産業でした。今ではデニムに移行していった業者が多いのですが、この備後絣から機械を変えて、広幅のシャトル織機で綿織物をしている工場が二件あります。それが備後節織です。去年しっかりブランディングをはじめたらしく、今から楽しみです。どちらの工場ともすごく真面目にものづくりをされていて、なんだか好きになりました。あんまり好きになると良くないのですが、好きになりました。

僕らは、久留米絣の産地にいながら、それを軸に他の織物の研究や交流もはかっていきたいと考えています。常時取り扱いをするかどうかは別として、学ぶべきことも多いですし、他の産地を知ることで自分の産地特性が分かってくるという利点もあります。あくまでも軸足を置きながらということがポイントかもしれません。

やっぱり、人が好きなんだ。
物についてくる人の魅力。

写真の織元さんの代表の方と話をしました。久留米絣の話をしながら、糸のこと、染料のこと、生産量のこと、様々な話を聞きました。この工場の特徴は天然染料で染めて広幅で織っているという点です。しかもシャトル織機。先染め。糸使いは...話しはじめたらきりがありませんし、このレア感はなかなか伝わりにくいと思いますが、僕はすごく可能性がある織物だと思いました。この織元さんでしか再現できないことがあると思います。とつとつと話し出す代表のMさんは、シャイで最初話している時は、面倒くさそうにする一面もありましたが、布の話しを詳しく聞いて行くと、いろいろと話してくれたり見せてくれて盛り上がりました。福岡と広島という違う産地ではあるのだけれど、意思が通じた気がして、なんだか、なんとも言えない幸福感がありました。

はじめに、問屋さんからこの工房の生地見本を見せてもらったときは「奇をてらってない、悪くない布だな。」というくらいでしたが、やっぱり現場を見てしまうと、愛着がわくものです。しかも、糸番手などを聞くと、おそらく着込んでいくとかなり気持ちがいい感じの布になるだろうと創造ができます。少し久留米絣とは糸使いが違うので、さらに面白さがあります。久留米でいうと昔の久留米絣の糸使いという感じだと思います。

とにかく、5月下旬にこの企画を正式発表できますので、その時まで首を長くしてみなさんお待ちいただけると。お楽しみに。では。

白水


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