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【トークイベント】クリ勉ゼミナール 終了

8月 29th, 2014

2006

【トーク】1時間30分
【参加人数】30人
【参加対象】デザイナー、カメラマンなどクリエーター
【目的】クリエイティブの変換としての事例を聞きたい

福岡の大手門 リノベーションの会社アポロ計画さんで、クリ勉ゼミナールというデザイナーやカメラマン、ライターなどクリエイティブの方々が集まっている会の勉強会に呼んでもらい、1時間30分ほど話す機会をもらいました。僕はデザイナーに対して憧れがあった時期があって、今回いらっしゃった方々は、僕からしたら蒼々たるメンバーだったので緊張しました(噓です)。緊張はしていません。なんたって分野が違うから自分達の活動を話すしかないのです。

僕は大学では建築家を目指し、ちょっとデザインが面白そうかなと思ったらデザイナーを目指し、ちょっと物を売るのが面白そうだと思ったら、小売店をはじめ、今またいろんな興味が沸いて来て、今後やることがまったく定まっていません。とりあえず今は、社会的な意味合いと、個人的な興味と、ちゃんとした消費者のニーズがあるだろう!という仮説のもと「うなぎの寝床」を社会実験的に運営しています。少しずついろんな方に知ってもらっているという実感はあって、とても嬉しいです。このようなセミナーに呼んでもらうのは、自分達の活動をまとめる上で非常にありがたい機会でした。いろんな業種の人と話して自分達のことが見えてくるということもあります。

経営や、工芸や、お金の面、広報面、生産面、企画面、いろんな角度で話しをしたつもりです。その中で僕の中では面白いなと思ったのは、やっぱり僕が「伝統工芸を盛り上げたい!どうにかしたい!」という感情が強くてやっているのだと思われているということです。わりと、誤解を生むのは嫌いじゃないので、それはそれでいいと思います。

僕は、そういう思い入れがない人じゃないとやれないことがあるんじゃないか?と思って今こういう仕事をやっていると最近思っています。伝統工芸やものづくりに対してあまりにもの思い入れがあると、その人がいなくなったら、誰も伝える人がいなくなって、伝統工芸がダメになる。とかこれはかなり極端な例ですけど、そういう現象がおこるんじゃないかと思っています。「これいい!」とか「これはみんなに知って欲しい!」という感情はもちろん人間だからあるのですが、あくまでも客観的に、物の本質的な良さはどこにあるか?どういう人達に向けて情報を発信した方がよいのか?いくらぐらいで売るのが適正なのか?そういう部分をしっかり思考してやる人が今後必要になってくると思います。そして、それが継続的に売れていく可能性があるのか?一時的なものなのか、物自体が今後も受け入れ続けられる可能性と世の中の状態が続くのか?生産量と消費量はバランスが良くなっていくのか...不安要素はたくさんあるので、自問自答を繰り返します。多分、ある程度思い入れがない人ではないとこれはできないと思います。思い入れが強すぎると「これは好きだから売れる!」という感情的判断になりがちです。それは、そういうもので嫌いではないですが。

「手仕事」というと、いい響きかもしれませんが、日本のようにある程度成熟した社会では、人件費が最も高くつくので、日本で製造業を成り立たせていくというのは結構むずかしくなっています。僕は「手仕事」でしかやれない領域は手でするべきだと思うし、そうでない部分は「機械化」した方が良いと思っています。ただ、機械化する時に、その技術やノウハウ、手順をしっかりと紙媒体などに記録して残していくことが必要です。1世代はいいけど、世代を2つ以上またぐと、手仕事でやっていた頃のノウハウや知恵が伝わっていかないことが多いです。ただ、それを作り手にしてほしいというのは、また難しい話しで、僕らのような「つくる回り」にいる人間がそういうものをしっかり残していく必要があるんじゃないかと思っているところです。こんなことをぼんやり考えました。

今回、機会を与えてくれたデザイナーの三迫さん、ありがとうございました。

終わったのですが、概要はこんな感じでした(以下)。


日時:8月24日(日) 16時〜18時(15時30分開場)
会場:株式会社アポロ計画 2F
受講料:500円
定員:30名(一般参加者+クリ勉メンバー)
申し込み予約はこのページの「参加する」ボタンをクリックください。

◯紹介文
2012年、筑後地方を中心に近隣の場と人の魅力を発信する八女のアンテナショップ「うなぎの寝床」をオープンした、白水高広さんの公開セミナーを行います。お店づくり、場所づくり、日々の情報発信、来客の観光案内から編集、デザインまで。過去に習い、独自の視点で現代を生きる白水さんの活動、個人的にはクリエイティブに関わる人々のあり方の、これからのスタンダードになりつつあるのではと思っています。ぜひご参加ください。(担当:三迫太郎)

◯ご本人による内容紹介
うなぎの寝床の仕事について話そうと思います。正直何業かはわかりません。表向きは「小売り業」なのでしょうが「仕入れ」「製造」「小売り」「通販」「卸」「企画」「デザイン」「写真」「観光案内」「出版」、大学から一緒に動いている春口と2人で、浅く広くいろんなことをやっています。全て実験です。「地方でお店は成り立つのか?」「民間アンテナショップとしてのコンセプトモデルが確立できるか?」社会的な意味合いと、自分の興味の範囲と、消費者のニーズが合致しそうな部分を少しずつ事業化しています。うなぎの寝床の考え方、資金面も含めた運営方法、デザインの仕方、商品開発のことなどについて話そうと思います。よろしくお願いします。

◯プロフィール
白水高広 – うなぎの寝床 代表
http://unagino-nedoko.net/
http://monpe.info/ ←もんぺ(商品開発)
1985年佐賀県生まれ、大分大学工学部建築学科卒業。厚生労働省が行う事業「九州ちくご元気計画」で筑後地域の農商工、行政関わらず、いろんな方と関わり合いながら、商品開発やブランディング、企画などを行う。うなぎの寝床ではデザイン・企画・情報発信を担当する。

↓lifehackerによる取材記事
http://www.lifehacker.jp/2014/05/140516kimihatsu.html

↓コピーライター牛島さんによる取材記事
http://www.kyushu-chikugo-soho.net/people/p9/page1.html

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セミナー終了後、白水さんを囲んでの懇親会も予定しています。どなたでもご参加頂けますので奮ってご参加下さい

<続・熱い懇親会情報>

■場所:COUTA大手門店(コウタ)
福岡市中央区大手門3-12-5 JGM大手門1F(アポロ計画さんより右に数件隣り)
■日時:8月24日(日)18:30〜20:30
■会費:3000円
■人数:先着20〜30名(一般参加者+クリ勉メンバー

※懇親会への参加希望者は下記↓<続・熱い懇親会>にコメントにて「参加表明」をよろしくお願いします。



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