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【エッセイ】今までにない視点で、現場を見てみると可能性が見えてくる。

12月 14th, 2015

新たな視点

視点を変えてみると
今までと違う可能性が見えて来る

先日1週間に渡る動画の撮影をしました。①久留米絣の藍染め手織り②久留米絣の機械織り③宮田織物(広幅)の織物の工程を追った動画です。僕らは「つくる」というこの土地が得意とする部分はできません。僕らが唯一できることと言えば視点の提供くらいです(まだかなり小さな規模での小さな活動ですが)。僕個人の考えとしては「つくれる」ということが最も大事だと思っているし、素晴らしいことだと思っています。僕らみたいな編集者的な立場の人々は本当に都市部も含めたらたくさんいます。素材を吟味し、つくれるということはとても希有なことで素晴らしいことだと考えています。

ただ、この地方にかけているのは視点の多さと強さだと思っていて、それをどうつくっていくか、つくりての人々とどう考えていくかが僕らの仕事だと思っています。今回は久留米出身で東京を中心に活動しているカメラマンの重松さんと一緒に動画の撮影をしました。事前にロケハンと打ち合わせをじっくりして、そこから撮影に望みました。情緒的に伝える部分、工程や技術をしっかりと伝える部分、規模感やスケール感を伝える部分。わりと多様な要素をイメージしながら各工程を追って行きました。アウトプット先というか目的というか、実はそれはかなり曖昧で決まってないようなものなんですが、なんとなく動画の必要性を感じたので撮りました。

「伝えたい」部分をはっきりさせると撮るべき動画が見えてきます。写真は宮田織物さんでの一枚。宮田織物さんは創業103年の老舗です。自社一貫生産で60人ほどの人が同時に働いています。「半纏」という少し懐かしさを感じる商品をつくっているので、小さな工房で全部て仕事で作っているように感じるかもしれませんが、ある程度の規模感がある工場に近いです。なので、そのスケール感を伝える為にダイナミックな広い画を押さえているところです。普段はこういう机にのったりして写真を撮ることはあまりないかもしれませんが、何か伝えるべきことを考えて撮ろうとすると、今までと違う視点で画を押さえるということが発生してきて、その現象自体が結構大事だと思っています。実際は、この天井すれすれのところにカメラをセットし動画を撮りました。それと同時に手仕事の部分もかなり多いので、そういう細やかな部分も押さえると、この地方だけで工業的な領域から手仕事の領域までかなり多岐に渡っているので、それを誤解なく伝えるというのがミッションです。

今から、外部の人も含めて、様々な人と一緒に取り組みをしながら、この地方の資源や技術、文化、人(はもう長い歴史と、その土地にいる人々で十分)を伝え直したり、編集しなおしたりして様々な人に知ってもらえたらいいなと思ってます。

【通販】宮田織物半纏
【通販】久留米絣もんぺ

白水


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