【イベント】呼吸するはきもの展 日田下駄

「裸足で履くのが一番だな。」最初に触れた時の感想です。2年ほど前から本野さんの日田下駄を履いていますが、これまで履いてきたゴム、革、ビニール、竹皮、木などのサンダルとは違う良さがあり、特に素足だとそれが如実に感じられました。探っていくと、日田下駄の特徴である神代焼き(木地表面に薬品を塗布した後焼いて、ブラシを当てて凹凸のあるうづくり加工を施すこと)による木と足の当たり方、木の調湿機能を妨げない無塗装仕上げの台がその要因であることがわかってきました。足裏の快適さは履いてみないとわからないので、ただただ日田下駄を試す機会を作れたら良いなと思ってのこの企画です。今回は、昔ながらの下駄作りから新しい下駄づくりまで積極的に挑戦されている本野はきもの工業さんの取り組みをご紹介しながら、日田下駄の魅力に触れて頂けたらと思います。無塗装の定番下駄だけでなく、ヒール下駄や布あそび下駄(木地に布を張り塗装を施した下駄)、くりあ下駄(杉材と透過するアクリル樹脂をスリット状に並べ特殊な接着技法で連結させた集成材=『光彩杉』を木地に使用)、黒塗りなどが並びます。

深いことは考えず、日田下駄に足を委ねてみてください。

 

本野はきもの工業について

下駄の三大産地の一つ大分県日田市、天保(1830~1844年)より受け継がれている下駄産地の一角で、昭和23年創業、3代目雅幸さんを中心に家族4人で下駄作りをしています。昔ながらの日田下駄はもちろんのこと、現代生活に合わせたハイヒール下駄、布あそび下駄、くりあ下駄など新しい発想でものづくりをしています。さらに将来を見据えた取り組みとして新しい機械を導入し、従来までとは異なる生産体制にシフトし始め、日田下駄の可能性を日々更新しています。

 

鼻緒すげ実演・オーダー会 7/28(土),29(日) 11:30~18:00

二日間は本野さんが在展。
好みの台と鼻緒を組み合わせて自分の足に合った下駄を作れるオーダー会があります。
*数に限りがあります。

「呼吸するはきもの展」 日田下駄

日時:2018/7/21(土)~8/5(日)
11:30~18:00 火・水休み
会場:旧寺崎邸2F
住所:福岡県八女市本町327
電話:0943-24-8021

鼻緒すげ実演・オーダー会 7/28(土),29(日)
*その場にある鼻緒と台を組み合わせて作ってもらえます。数に限りがあります。
参考価格:男性用下駄 3,900円(税別)~ 、女性用下駄 3,600円(税別)~

 

日時:2018/8/9(木)10(金)~ 8/26(日) *誤記訂正しました。20180714
11:30~18:00 月・火・水休み
場所:うなぎの寝床 東京新川分室
住所:東京都中央区新川1-11-10 明祥ビル2-B
最寄り駅:茅場町・八丁堀


 

 

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